この季節になると毎年なぜかかっている雪だるまですが、今年もたまたま購入できるチャンスがあったので、今回も仙禽の雪だるまを購入しました。お店で売っていることはあるのですが、すぐに完売する可能性が高いので、見かけたら、買うようにくださいね。雪だるまの評価はおいしいです。
冬の風物詩となった活性にごり酒の魅力である仙禽の雪だるまは、栃木県さくら市にある「せんきん」が醸す「雪だるま」は、日本酒ファンの間で冬の訪れを告げる風物詩として親しまれています。この活性にごり酒は、その独特の味わいと風味で多くの愛好家を魅了し続けています。
雪だるまの特徴としては、外観と香りで開栓すると、まるでスノーボールのようにオリが舞い上がります。淡いグリーンがかったホワイトな色調が特徴的です。
香りは若々しく穏やか。上澄み部分では、
– ヨーグルト感が強い
– 軽いバナナ香
– ほのかなメロン香
– ライチを思わせる甘やかさと酸味
オリを混ぜると乳製品系の香りが際立ちます。
味は?
雪だるまは、上澄みの味わいで、ふくよかな甘味とスッキリしたきめ細かい酸味がある中で、穏やかな苦味がほのかに口の中で広がるのですが、爽やかな発泡感で口の中をすっきりしてくれます。また、濁り状態になると、粘性(とろみ)アップし、コクと苦味が増し、甘味が上品で、アタックが強くなます。オリのコクとパンチが加わり、味わいの変化を楽しめます。程よい酸味があって美味しくて飲みやすいおいしい日本酒です。
酒造は?
せんきんは1806年(文化3年)に創業された歴史ある酒蔵です。11代目蔵元の薄井一樹氏が大胆な改革を行い、現代の日本酒シーンに新風を吹き込みました。
– 乳酸無添加の生酛造り
– 桶仕込み
– 袋搾り
これらの伝統的な手法を復活させつつ、従来のタブーを破る「酸味の強いお酒」造りに挑戦しました。
2014年からは「ドメーヌ化」を宣言し、自社田での米栽培に限定。さらに、仕込み水と同じ鬼怒川水系の水で稲を育てるという徹底ぶりを見せています。
雪だるまは生産方法が複雑で量産が難しいため、入手困難な人気商品となっています。2024年からは全ての仙禽ブランドが生酛造りとなり、より一層品質にこだわった製品となっています。
成分は?
精米歩合は 、不明となります。限界まで精米しております。アルコール度数は、13度で、軽めです。
![雪だるま](https://www.japanasaka.com/wp-content/uploads/2024/12/1000001740-scaled.jpg)
雪だるま
【楽しみ方】
雪だるまは冬季限定の活性にごり酒です。冷蔵庫でよく冷やしてから、グラスに注ぐ際はゆっくりと。オリを混ぜると味わいが変化するので、上澄みと濁りの両方を楽しむことができます。
【日本酒ファンの評価】
雪だるまは、にごり酒ブームを牽引する存在として高く評価されています。その独特のサワーテイストと、冬の季節感を表現した味わいが多くのファンを魅了しています。
仙禽の雪だるまは、伝統と革新が融合した現代の日本酒を代表する銘柄の一つです。その独特の味わいと風味、そして限定性が相まって、多くの日本酒ファンを魅了し続けています。冬の訪れとともに店頭に並ぶ雪だるまを見つけたら、ぜひ一度味わってみてください。伝統的な日本酒の概念を覆す、新しい味わいの世界が広がっているはずです。
日本酒の新たな可能性を切り開く仙禽の挑戦は、日本酒業界全体に影響を与えています。雪だるまを通じて、日本酒の多様性と奥深さを再発見できるでしょう。季節限定の特別な一本として、大切な人との時間や特別な日の晩酌に、雪だるまを選んでみてはいかがでしょうか。